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駄文ストーリー


割り切れないとは? (02016_06_01)

「結婚のご祝儀ってさ、金額と紙幣の枚数で偶数をさけるって言うじゃん?」

「それがどうした?」

「だいたい、相場が30,000円って言うけど、これって偶数じゃん?ついでに素因数分解すると(2^4)*3*(5^4)だから、割り切れるじゃん?」

「なるほど、つまりこう言いたいんだな素数で包めと」

「そう。3万なら10円と1円を足して30011円にすれば素数になる。これならお札3枚 + 硬貨2枚で5つで、金券・金貨的にも素数になるのさ!」

「完璧だな!」

彼らは、自信満々な歩みで会場に向かって行く。
受付が祝儀袋から札を取り出し……

小銭が落ちる。

「15017円の会費制なので、お二人様ですと23円足りませんね」

新郎の方が一枚上手であった。


コーディング規約を徹底する方法 (02014_12_28)

コーディング規約が徹底されない、導入しようとして反対されるということは良くありますよね。そこでコーディング規約が徹底される優れた方法「さばさばコーディング規約導入法」を特別に紹介しちゃいます!

この方法によって、今までバラバラで統一感が無いコードが無くなり、みんな幸せになりました!

体験者の声

「今まで自分が書いていたコードがいかに他人に迷惑をかけていたか思い知りました。今はハッピーハッピーです」(27歳男性 Java開発者)

「カワイさを重視してインデントしていましたが、それだけじゃダメだったのですね……。でも教えられたコーディング規約もカワイくてワクワクしちゃいます!」(24歳女性 Python開発者)

「こんな方法があったとは…… 会社への忠誠心を向上させるなど、他にも応用できそうだ!」(38歳男性管理職)

それでは、その方法を惜しみなく紹介します!

コーディング規約徹底法

まず、プログラマから端末を奪い、暗い部屋に閉じ込めます。

コーディング規約徹底

そして、難解なプログラムの話をしながら、時折参加者のコーディング規約から逸れた不適切なコードをこき下ろします。

これを一週間休みなく続けて行います。

最後に、適用したいコーディングをさも正しいかのように、優しく語りかければ洗脳は終わります。

……最後まで読んだ人はいないと思いますが、何が言いたいかというと
コーディング規約を徹底するなんて無理な話なんだよ!www

注:筆者はコーディング規約を徹底させようとしましたが、諦めました。


ネコの惑星(02014_12_05)

イカ宇宙人説とはご存知だろうか?

函館は一度侵略にあったが、今回はその話ではない。
イカの眼や足は、脳が伝達された情報を処理できないほど発達しているらしい。
上記の理由から、宇宙人が地球を侵略するために作った情報収集端末である、と言う説まである。

宇宙人

で、ネコってさ、指を顔の前に出すと、匂いを嗅ごうとするじゃん?
でもネコカフェにいる猫は、指を出しても、それを嗅ごうとはしないんだよ。

これは、多くの人間の匂いを収集することにより、必要なデータの解析が完了し、地球軌道上の本艦にいる宇宙人に、侵略開始の合図を送って、のんびりと待機している状態に違いない!
有名な学説「ネコ」、『きまぐれロボット』(星新一、角川文庫、一九七二年)でも危惧している通り、ネコは人間を掌中に入れようとしているらしい。 困ったことに、最新の医学によると、多くのネコがトキソプラズマという生物兵器を使い、人間を洗脳していることも分かってきている。

そう、ネコは人間に対する、重大な脅威なのである。
(筆者はネコ派)

うるう秒クライシス(02012_07_01)

「日曜日の朝からゴジラのテーマは聞きたくないなぁ。」

会社から付与されている携帯電話は、Xymonによる警告通知メールの着信音に"ゴジラのテーマ"が設定されている。 恐らく端末管理者の趣味であろう。一々変更するのも面倒だ。

今日は、うるう秒が挿入されるため、サーバーエンジニアの私と、プログラマの彼がサービス監視のために、わざわざ出勤させられることとなった。 普段は昼前の出勤で、休日は昼過ぎまで寝ているので、お互い寝ぼけ気味だ。

「大体、9時ってのが半端だよね?なんで日の変わるタイミングにしなかったんだろう?」

そりゃUTC基準だからだろう。彼の独り言を心の中で突っ込みつつ、時計を見る。

そろそろだ。

NICTのUstream中継を急いで開き、その時を待った。 案の定、配信は遅延しており、正確さには欠けていたが、お祭り気分で見る分にはいいだろう。 ふと隣を見ると彼は電話で117をダイヤルして、時報を聞いているようだった。

08:59:59
.
08:59:60
.
09:00:00

数分後に、ntpによって一部のサーバーに正しい時間が同期されはじめた。

「うーん。特に何もないね!大丈夫、大丈夫!」

事前のテストでは問題が確認されなかったので、ここまでくれば一安心。 彼は帰り支度をし始めたので、急いで準備を整え、一緒に地下鉄の駅まで帰ることにした。

ホームに降りると、ntpによる同期が全て正常に終わった通知メールが届いた。

「折角の休日に早起きしたんだから、どこか遊びにいこうっと!」

列車もタイミングよく到着。面倒事が終わり、気分がよくなった彼と私は乗り込んだ。

ドアが閉まる。

社用携帯のバイブレーターが震え出す。

ワンテンポ遅れて、彼のポケットから

"ゴジラのテーマ"が鳴りだした。

「最後に同期されたサーバーのチェック。してなかったわ……」

ということで、明日はうるう秒が入ります。

落ちるネトゲがいくつあるか、賭けようぜ!

07/07追記:Linuxのカーネル組み込みntpdのうるう秒対策にバグがあったようで、意外と問題が多く発生していましたね……