10分ほどで連絡船が新島港(前浜港) に到着しました。
連絡船にしきを降りた港の直ぐ先に、市営の無料バスが待っていました。 乗車料は無料で、にしきの到着時間に合わせてあります。
若郷地域に向かう、平成新島トンネルを通過します。 平成16年04月23日に開通した、約2400mのトンネルです。 徒歩・自転車の通行が禁止されているため、車・バイクなどを利用する必要があります。
平成19年03月に廃校された旧若郷小学校です。今は、「若郷会館」として地域の総合施設として利用されており、管理人さんもいます。 中にはトレーニングルームや、図書館、そして小学校時代の記念品の数々が展示されている部屋がありました。 また芸術イベント等、様々な催しに利用されています。 学校の奥に見える崖は、平成12年に発生した地震によって崩れるような被害が発生したそうです。
中は総合施設ということで、図書館・記念館・トレーニングルームなどが用意されています。
ファミリーマートダイエイにて、天丼を購入。 若郷港は商業施設が皆無で、食事はこちらでしか調達できません。 他にも、親子丼などを作ってくれるようです。
若郷前浜海岸を、本町方面に歩きます。途中から消波ブロックの生産施設となっていました。 かなり巨大なもので、これらをつり下げるクレーンや、コンクリート型も相当な大きさでした。
海岸を歩くと、港が見えて来ました。道が断絶された際は、この港から本町へ向かう船便があったようです。 この日は誰も居ませんでしたが、魚を上げる施設や多くの船がありました。
若郷渡浮根展望台
展望台から歩いて30分。淡井浦海岸に到着しました。 港の反対側に位置するこの砂浜は風景が素晴らしく、サーファーにも人気があるそうです。 漁船に乗っていた漁夫が白衣を着た人魚に引き込まれたという伝説があるのは別として、この付近は神社の聖域であるため禁漁区に指定されているようです。
スケジュール上断念した新島ロラン局を見る事ができました。アンテナは高さ200mもあるのですが、本町方面からだと山に隠れてしまい発見しにくくなっています。
ロランCは海上航行用に作られたレーダーシステムです。100kHzの周波数を1600kWもの大出力で送信します。
(例 > 北海道江別市NHK第2[AMラジオ]:200kW おおたかどや山標準電波送信所[JJY-標準周波数局]:50kW 日本電波塔(東京タワー) NHK東京総合[地上デジタル]:10kW)
新島村博物館の辺りに、伝統的なコーガ石造りの家が展示されていました。 内部の再現性も高く、映画などの撮影にも利用されているようです。
博物館から南下していくと、本町に入りました。 古いコーガ石造の家などが見られます。
宿泊した民宿の反対側にある、お土産屋兼サイクリングショップです。 当初、別の店で電動アシスト自転車を借りる予定でしたが、全て貸し出し状態となってしまったため、 こちらで自転車(変速機無し!)を24時間で借りました。 お土産は非常に充実しています。
パルテノン神殿のような外見が特徴的です。 入浴は無料で、脱衣室やシャワーも完備されており、管理が行き届いています。 この日は、星を見ながらの入浴もできました。
温泉の南側に存在する、陸続きの鳥ヶ島。 こちらには、コンクリートで固められた階段や貯蔵庫跡と思われる廃墟がありました。
東文研アーカイブスの「温泉より鳥ヶ島を眺む」より、古い写真を見る事ができます。 コーガ石を運び出すためのロープウェイ基地があったようです。
新島内燃力発電所です。火力ではなく、ディーゼルエンジン(内燃機関)を利用しています。 最大出力は6500kW(平成21年11月時点)です。
親水公園 日曜日の場合は、食堂がほぼお休みか埋まっているので、寿司屋に予約を入れるか、"親水公園 れすとハウス"で済ませるのがお勧めです。
水道公園から、自転車(変速機無し)で20分ほどで遂に到着。 こちらからは、新島本町周辺と、新島空港を展望することができます。
展望台から更に南へ進むと、新島ボルタックへの道が現れます。 手前の白い筒と円が組合わさったものがTACAN(極超短波全方向方位距離測定装置)で、奥にある丸いレーダーが多く備え付けられているのがVOR(超短波全方向式無線標識施設)だそうです。 GPSが主流になる前は、このような地上設備のレーダーが利用されていました。
新島ボルタック近くに、白ママ層を上から見る事が出来る場所があるということを聞きました。 最後にあるUの字カーブのコンクリート塀に、階段の手すりのようなものを発見!
上ってみると、"この先転落の恐れ有り 立入禁止"という看板がありました。ここに間違え無し!
(大変危険なので、立ち入る際は自己責任でお願い致します。)
少し進むと、真っ白な崖が広がっていました。これが白ママ層となります。
なお、一般向けのボートツアーなどもありますので、下から眺める場合はこちらを利用されてみるのが良いと思います。 (民宿の壁に貼ってありました)
ボルタック局から、自転車を下って行くと、コーガ石採石場跡にたどり着きました。 既に、こちらの採石場は機能していませんが、利用されていた屋舎や機材などが放置されており、操業されていた際の雰囲気が感じ取れます。
地図を見ると、道が複雑に見えますが、行き先看板などがあるため、実際には一本道。迷う事はなさそうです。 車の場合は、展望台までそのまま行けますが、道路が砂状となっているため、途中で自転車を止めて徒歩で進みました。
羽伏浦海岸へのシークレット入り口です。 シークレットの看板や、観光アピール用のポスターにも利用されており、何がシークレットなのか分からない状態です。 階段を下りる途中で、2mくらいのシマヘビが横断しており、驚きました。
白浜と断層が島の南部まで6.5km続いています。新東京百景に指定されているようです。 サーフィンのメッカとして有名で、世界チャンピオンツアーなども行われています。
かつては、自動車教習所として利用されていましたが、廃止され公園として活用されています。 島内で唯一の、電車注意の標識と踏切が存在しています。 現地の人がペットを散歩させているのが見えました。
新島空港。中央航空の便のみ発着する空港ですが、コンクリート製のしっかりとした造りとなっています。 このままドルニエで調布飛行場を目指します。
今回は、東方面に飛び立ちました。 若郷に続く旧道が、2000年の群発地震で崩れたままになっているのが確認できます。
30分程で、調布飛行場に到着しました。右に見えるのが、建設中の新しい屋舎です。
Canon EOS 5D Mark II
Canon TS-E17mm F4L
Canon EF28mm F1.8 USM
Canon EF50mm F1.4 USM
Canon EF85mm F1.8 USM
三脚
探索日 2012_09_15 16
初出 2012_01_15