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レンズキャップホルスターを作った

撮影中に利用しているレンズのキャップをジーンズのポケットにしまいますが、 いつの間にかポケットを移動させていたり、72mm以上のレンズキャップだと、しゃがんだ時に気になるなっていたので対処を考えていました。

マジックテープという技もありますが、衝撃で外れやすいという難点があり却下。 レンズと紐で繋げるのはブラブラしていて非常に邪魔で映り込みの心配があるので問題外。 fufaのレンズホルダーは安くて好評ですが、クリップで止めるだけなので、手や物に当たって飛んでいく恐れがあります。(特に72mm以上のキャップは危険) 革を使って自作するかと考えた矢先に、下記のような商品を見つけました。

HOPE(ホープ) レンズキャップホルスター プロ OR

値段が高い……

しかも、Canonレンズカバーの対応は72mmから82mmまでということで可能なレンズキャップサイズ範囲が狭いです。 ただ、仕組み自体はなかなかいい感じだったので、似たような物を手作りしてみる事にしました。 都合よく、TEK-LOKとプラ板素材(カイデックス)を売っている店が楽天(金高刃物老舗)にあったので、注文。

5mm厚のMDFボード(中密度繊維板)で型を作り、プラ版を切って熱で曲げ、ニッパーとヤスリで整形。 最後に組み上げて、約3時間で完成。

レンズキャップホルスター

穴をあける場所を間違ってちょっと残念な事になっていますが、他は想像通りにできました。 レンズキャップサイズの対応範囲を広げるため、HOPEの物よりも取り出し口を深く・狭い形状にし、ネジの固定位置を変更してみました。 高温で曲げる辺りはプラならではの作業で難しかったですが、削ったり切るのは木工よりも加工がしやすく楽しかったです。

レンズキャップケース

それぞれキャップサイズが58mm・72mm・77mmのレンズで、冒頭の晴海橋梁(と越中島支線)でフィールドテストしてきました。 ズボンのベルトに取り付けましたが、45度傾けた方が良さそうでした。次はカメラのストラップに付けて試してみたいと思います。

激しく動いても落ちず、素早い出し入れができるので、HOPEの着眼点はなかなか優れていると感じました。

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初出 02013_10_27