葛生タクシーに乗り、羽鶴駅より15分。 会沢線と並走する国道号線を通り、宇津野洞窟近辺までやってきました。
洞窟の入り口は山の中にあるため、国道から100mほど離れている山道を登る必要があります。
別途、お寺から続く石畳階段もありましたが、駐車場とも繋がっていないため、あまり利用されてないようです。
洞窟内部は想像していたより狭かったです。特に高さが低い箇所が多く何回か頭をぶつけてしまいました。 ほぼ現地の人のようでしたが、絶えず人が訪れていました。 他に人が居なければ、出入り口付近にある電灯のスイッチを落として真っ暗な洞窟を堪能できます。
宇津野洞窟を出て、北の方に向かうと宮田石灰会沢工場が現れました。 この辺りは、かつて第三会沢駅が存在しました。 石灰の影響で、所々白くなっています。
奥多摩のような大規模石灰工場が一つという構成ではなく、中規模の工場がひしめき合っているようでした。 この界隈の一番奥にある、村樫石灰工業会沢工場の石灰ホッパー塔(7Fほどのビルの高さ)が印象深かったです。 なぜかこの建物、ホッパーの入線番号が飛び飛びになっており謎なナンバリングとなっています。
途中、石灰工場の関係者の方に声をかけられたので色々と聞いてみました。 なんと、次の日であれば工場見学をしても良いという話まで出ましたが、都合上自体する羽目に…… GW中ということと、経営者が操業している規模ということもあり、可能なのかもしれませんね。
また、宇津野洞窟以外にも、鍾乳洞が多く発見されているようですが、発破してしまうようです。 なぜかというと、発見したことを行政に届け出ると、調査が入り作業が停止してしまうからということでした。
帰りは"宇津野洞窟入り口バス停(仙会31)"より佐野市市営バス"さーのって号"を利用しました。完全電話予約制となっております。
バスの運転手さんに聞いてみたところ、観光目的での利用は殆ど無いそうです。
しかしながら、通る道の工場などは把握されているようで、簡単な案内などをしてくれました。
東武線が貨物取り扱いを廃止して、既に長くの年月が経っております。 今、佐野市へ行き、廃線跡を辿っても、運用当時の形跡が残っていないのではないか?と思っていました。 しかし、葛生駅から上白石駅まで続く架線と保安装置はかなり状態良く残っていました。 また、そこから羽鶴駅まで続く高圧線により廃線跡が分かりやすく、菜園・花壇そして通路として地元の人たちと尚も共存している様に感動しました。 残念ながら大叶線と、上白石駅以降の会沢線は跡形もなく消えていました。 石灰工場の前に行くと、ダンプカーの流通量がかなり多く、もう貨物は必要とされていないことが感じ取られましたが、工場の雰囲気を通して、貨物取り扱い時の風景を想像するのは難しくありませんでした。
そして、葛生駅。
この独特な空気を感じさせる駅に来て、東武電鉄における貨物輸送の歴史を、肌で感じ取る事ができました。
今回の探索で利用した東武鉄道の列車です。待っている際に発着したものを撮影しました。
写真提供 ありの木様
Copyright(C) 2012 ARINOKI. All Rights Reserved.
探索日 2012_04_28
レポート初公開 2012_07_15