こちらから先は平成3年に廃止されました。次第に坂になっていき、最大33‰の勾配となります。
道が無くなっている事が懸念されていた老人ホームまでの道のりですが、探索を行った5月は草も生い茂ってなく、問題なく進む事ができました。 途中、民家の隣に作られていた立派な石造の外郭から突き出た、コンクリート造の橋台が印象的でした。
老人ホーム(葛生ホーム)すぐ近くにあった、羽鶴線最大の橋(約50m)も、例外無く撤去されてしまっていたため、林道を回り道する必要があります。
廃線の要因の一つとして、ここに掛かっていた鉄橋が老朽化により強度が足りなくなっていたことも関係するとか。
以下のサイトから、この橋が現存していた際の写真を見る事ができます。 http://homepage3.nifty.com/m_horikoshi/3_3Kouzan/_Ry_19_00_Haneturu.htm 南東方面に撮影された写真のようで、下に写っている家は現存していました。
日鉄鉱業敷地内のため、この先の探索は諦めました。 石灰材料の安置場所はトラックなどが慌ただしく出入りしていました。ここをぐるっと遠回りして、羽鶴駅に向かいます。 奥に進むと、羽鶴駅跡が見えて来ました。 駅があった場所には倉庫(5枚目の左側緑色の建物)が建っていましたが、線路跡(4枚目の写真)は車道としてそのまま利用されているようです。
線路があった際の様子などは以下のサイトが写真付きで詳しく説明されています。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~switchback/nittetsuhanezuru.htm