始発バスに乗り込むため、旅館の人に無理をお願いして食事を早く用意してもらい、バス停まで送迎してもらいました。
前日に朝食代わりのおにぎりを用意してもらう事も可能ということです。
朝一で波浮港方面のバスに乗り込み、地層断面を目指します。
途中から小さな地層断面が現れ始めました。
地層断面前バス停で降りて、次の砂浜まで歩く事にしました。
人間と比較すると、その大きさが分かると思います。高さは約30mほどあるようです。
地層断面は600mもあり、雄大な景色が広がります。
朝早く行ったので逆行気味です。夕方前辺りが一番見頃のようです。
あれはリス村から脱走したと思われるリス……
アオスジアゲハが花の蜜を吸っていました。
大島の砂浜は溶岩由来のため、黒い景色が広がります。
砂の浜入り口バス停に向かう途中に、温泉旅館らしき廃墟を発見してしまいました。
草の生い茂り方を見る限り、最近人が入った感じはしませんでした。
時間の都合上、あまり見ることができませんでした。
バスにて波浮港に到着しました。この港は9世紀の火口跡によってできた地形を利用しています。
普通に貨物を下ろす大型の船が来たかと思えば、海水浴をしている人がいたり。
ヨットの練習が行わたり、なかなかフリーダムな感じが漂っていました。
満潮になると波が来た時に浸水してしまうためか、つい立てが設置されていました。
昔、港に入る船を誘導するために利用されていた信号です。
地形的に荒れていると座礁しやすいため、重要な役割を担っていたようです。
高低差が激しく、階段がなかなか急な作りとなっています。
上から見ると丸い形が見えてきます。
地図上では乗っていませんが、写真正面対岸側にも歩行者用に展望台・バス停に出る事ができるような階段が整備されていました。
波浮は食事をするところが少ないので、評判が良いこちらの店舗にしました。
店があまり広くないので、事前の予約は必須です。
メニューはこちら
名物べっこう寿司。
伊勢海老天丼。なかなかのボリュームで満足できました。
明治時代に建造された網元の屋敷跡。
しっかりとした造りの石造の塀と門が、当時の繁栄を思い浮かばせます。
人の気配はなく、自由に見て回る事ができます。
展示物が少ないので、ついでに見て回る分にはいいかもしれません。
写真右下に黒電話が設置されていました。
屋内は畳作りの部屋が続いております。
二階ではカイコを飼育していたようです。
波浮港から少し離れた場所にある灯台です。
入り口は厳重にボルトで留められており、中を見学することはできません。
softbankのアンテナが設置されていた。
この辺りは、第二次世界大戦時には陸軍の監視所があったようです。防空壕や重機関銃の設置跡などがありました。
旧甚の丸邸の裏にあるたいやきカフェの島京梵天(とうきょうぼんてん)
裏に一軒家の宿もあります。
こちらのマスターは波浮で一番インターネットを使いこなしていると思われます。
明日葉金時。
濃厚な抹茶金時のような味です。他の明日葉料理とは違い、生臭さを感じませんでした。
店内はカフェの他に民芸品売り場も併設していました。
店長さんの「大島は20年前に既にオワコン」の言葉が印象的でしたXD
大島の車のナンバープレートは地名表記が全て「品川」になっていました。
踊子の里資料館は、木造3階建ての建物で、大正時代に建築されたようです。
「伊豆の踊り子(川端康成)」のモデルとなった場所です。
入場料は無料となっており、自由に見る事ができます。
玄関の周りには古い時計や電話などのレトロなものが設置されており歴史を感じます。
上がってすぐの階段が傾いており、そちらでも古さを感じる事はできますが……
当時の様子が蝋人形によって再現されております。
電気で動く仕掛けがしてあります。人が駐在していないので一人で来ると屋敷の古さと相まって怖いかもしれません。
波浮港からセミナー入口行きのバスに乗り込みました。
バスで移動する途中、クダッチという地名を見つけました。当て字で下地とも表記されます。
由来は不明ですが古くから名付けられていたようです。
終点であるセミナー前バス停を降り、炎天下の道を歩み進めます。
途中パトカーが、らしくない愉快な民謡曲を流しながら通過していきました。
パトロールしつつの観光アピールかと思われますが、肝心の客が私たちしかいません。
しばらくすると海岸への入り口に辿り着きました。
断崖絶壁が続いています。
一応、筆島の辺りは整備された海水浴場になっており、サーフィンも楽しめるようです。
オタイネ明神。
ダブル鳥居。
この辺りは宗教的な建造物が多く存在します。
1612年に流刑されたキリシタンのオタア・ジュリアを偲び、有志が立てた白い十字架と筆島です。
波が打ち付けられている筆島。こう見ると小さいように見えますが、実際は30mほどの高さがあるようです。
観光用地図では、いかにも大きいように書かれていますが、実際にはGoogleMapでいくら拡大しても見えないほど小さい存在です。
当日は岡田港を利用することになりました。出発時間が近づき、人が集まってきました。
高速船が到着しました。着水・離水は乗っていても気づかないほど緩やかです。
橋が設置され、続々と搭乗していきます。
船内はこんな感じ。
旧日本軍が作った人工島、第二海堡です。
以前は釣りスポットとして利用されていましたが、現在は崩壊の危険のため一般人の侵入は禁止されています。
補強工事がされ、消防訓練に利用されているようです。
風の塔が見えました。普段は近くで見れないので感動しました。反対側の席が良かった!
羽田空港に着陸する飛行機。やはりこれも普段と違ったアングルから見る事ができました。
大井ふ頭。この辺りから東京の埋め立て地のエリアに入っていきます。
レインボーブリッジ。
この角度から見ると、迫力が凄いです。
海上バスに乗ればもっと良い景色を見る事ができそうですね。
竹芝ふ頭に到着し、旅が終わりました。
写真提供 ありの木様
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探索日 2011_07_16-17
レポート公開 2011_10_30
使用機材
CANON EOS 40D
CANON EOS Kiss III (Fuji Provia X400)
CANON EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
CANON EF24-70mm F2.8L USM
CANON EF70-200mm F2.8L IS II USM