記事


美佐島駅訪問 冬の北越急行ほくほく線

新潟県を走る、北越急行ほくほく線の赤倉トンネル(10.47km)内にある、美佐島駅に行ってきました。(乗降人員11人/日:2005年)

美佐島駅

新幹線で越後湯沢駅に行き、そこから美佐島駅を目指しました。 北越急行株式会社の公式ページにある時刻表に、東京駅発の接続新幹線時刻が記述されているので訪問の際はそちらを利用すると便利です。

美佐島駅

東京駅から07:00に出発する最も早い接続新幹線で越後湯沢に到着。 "0番線"から出発する08:24発犀潟行き普通列車(HK100形)に乗り込みます。 前日に雪が降ったため、前面もこのように雪が張り付いています。

美佐島駅

魚沼丘陵駅を出発するとすぐに、赤倉トンネルに入ります。

美佐島駅

トンネルに入ってから5分ほどで美佐島駅に到着しました。停車時間は15秒。
ドアが閉まると、あっというまに加速して犀潟方面に消えていきました。

美佐島駅

駅ホームは45mほどで、2両編成の普通列車しか停車することができません。

美佐島駅

駅名標。駅深さが10.1メートルと、ほかのトンネル駅よりも浅いためか、地下水の音は聞こえませんでした。

美佐島駅

列車が出発してから、2分以上滞在すると、十日市駅からカメラで監視している駅員さんに退出を促されるそうです。 時間があまりなかったので、三脚を立ててゆっくり撮影する暇はありませんでした。

美佐島駅

ホーム扉は自動ドアになっています。 電車が停止した際に、扉の上にある緑のランプが点灯します。その際に扉前の白い線の中に入るとドアが開く仕組みになっています。 この扉のほかに、地上に上がる階段左側手前に別の扉が存在します。風圧の影響を受けにくくするため、同時には開かない仕組みになっています。

美佐島駅

美佐島駅

運行状況ページを表示するAndroidタブレットが設置されていました。 NTTドコモの回線が利用されているため、この周辺ではドコモの携帯電話のみが利用できます。

美佐島駅

地下待合所です。暖房がついているため、思ったよりも快適です。 意見箱やスタンプ台が設置されており、造花が飾られていました。 ここで、特急はくたかの通過を待ちます。

しばらくすると、列車が"高速で"通過するというアナウンスが再生され、越後湯沢行きの特急はくたか3号が通過しました。
この列車は、美佐島駅から3.7km先の赤倉信号場ですれ違い列車通過のため停車するため、あまりスピードが出ていません。

その後、金沢行きの特急はくたか4号が通過しました。こちらの列車はかなりスピードが出ており、凄まじい風の流れを感じました。

ほくほく線内の最高速度は160km/hですが、この区間はトンネル断面積が小さく空気抵抗のため最高速度は出せないようです。 ほかの方のレポートを見ると、通過時の音がすごいとの評判でしたが、どちらかというと、通過後に流れてくる風の音が大きいように感じました。

美佐島駅

階段は65段と、ほかの山岳トンネル駅と比べると少なめです。

美佐島駅

階段側から見た扉。ホーム側ドアが開いている時は開きません。

美佐島駅

地上駅舎は木造ですが、斜坑はコンクリートで固められているので、このような形になっています。 途中に駅名看板が設置されています。

美佐島駅

地上駅舎待合室の入り口です。通常はシャッターで閉じられていると聞いていましたが、当日は雪祭りの準備のため利用されていました。 中は畳が敷かれているそうです。

美佐島駅

駅舎から出ると、新潟県道74号十日町六日町線が見えます。

美佐島駅

美佐島駅駅舎。列車に乗ってこなければ、これを駅と呼ばれても信じる事はできないと思われます。

美佐島駅

駅舎の後ろに見える白いコンクリート製の建物は、津池変電所です。電車用の変電所として利用されています。 平成23年7月新潟・福島豪雨では、28日に発生したの土砂災害によって内部の変圧器が破壊されてしまう災害がありました。(詳細はほくほく博士番外編3を参照)

美佐島駅

変電所の辺りを見るため、駅の後ろに回ってみると、14日から始まる雪祭りの準備をしている人達がいました。 雪の家を造っている人は、普段は本職の大工として家を造っているそうです。

祭りの当日は、十日町雪まつり美佐島会場(ほっくんホットランド)として、作品が展示されたり、餅つきや地場産のものを販売するそうです。 その際は、300人くらいのお客さんが駅を利用するということでした。

美佐島駅

この辺りの地域では、"かまくら"のことを"ほんやらどう"と呼びます。

作品名は"おらほうの小正月"。十日町雪祭り雪 雪の芸術作品一覧ページに完成写真が掲載されていました。 左側に美佐島駅駅舎が見えます。

美佐島駅

帰りは、"ゆめぞらII"に乗りました。 入り口の辺り以外は、暗くて席に座るまでが大変でした。

数あるトンネル駅の中でも、かなり地味なトンネル駅でした。 しかし、通過する列車のスピードが早く、ほかの駅に比べて小さいなど特徴的な駅でした。 次は雪祭りの際に訪問してみたいと思います。

おまけ

美佐島駅
雪の中の北越急行所属681系 Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 135mm F2L II USM (ISO100 F4.5 1/400)

越後湯沢駅に到着した時に、新幹線と接続していた特急はくたか。
北越急行所属の赤いはくたかが好きですが、残念ながら683系は実際に見た事はありません……

関連レポート

世界初の海底駅、竜飛海底駅に行く

上越国境を越える。地下駅訪問記 土合駅編

上越国境を越える。地下駅訪問記 湯檜曽駅編

筒石駅探索 日本海に面する地下駅


リンク

北越急行株式会社

美佐島駅 ホーム動画


使用機材

Canon EOS 5D Mark II
Canon EF24mm F1.4L II USM
Canon EF50mm F1.4 USM
KODAK PLAYSPORT2 + SLIK プロミニIII N

写真提供 ありの木
Copyright(C) 2013 ARINOKI. All Rights Reserved.

記事情報

探索日 2014_02_11
初出 2014_02_28