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電子楽器の原点"テルミン"を作ってみた

久しぶりに電子工作熱が上がったため、世界最古の電子楽器であるテルミンを製作してみました。

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秋葉原電気街で手に入れたパーツ一覧。バリキャップ以外のパーツは全て手に入りました。 しかし、同じ規格の物を置いていないという事もあり、1.1kΩの抵抗は1.2kΩの抵抗に680pFのセラミックコンデンサは積層コンデンサに変更。 そしてマイラーコンデンサは4900pFで代用しました。バリキャップは通販で手に入れましたが送料の方が 7倍ほど高いと言う罠が・・・ ちなみに、電池はダイソーの9Vマンガン電池。二個パッケージでこのテルミンに使うなら特性的にも超お買い得です。

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オリジナルの半分の面積の基盤で挑戦。初めに基盤をプラスチックカッターで切りました。 次にパーツを半田で取り付けていきます。トランジスタや三端子レギュレーターはもちろん、半固定抵抗やバリキャップにも向きがあります。 間違えたらもちろん動作しませんし運が悪いと発火しかねないので確認作業も入れて確実にとりつけていきます。

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部品の取り付けが終わったところでパターンの作成です。 こちらも、オリジナルの作り方と違い、部品を取り付けた後に鈴めっき線でパーツ同士を繋げるという方法をとりました。 この方法だと向きを間違えても簡単に直す事ができるので少しは気が楽です。(そのかわり手早くやらないと熱でパーツが壊れる恐れがあります) また、この方法で配線しやすくする為にパターンを若干変更してあります。

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そしてパターンの作成も終わり、配線のとりつけ。 組み込んでみて分かりましたが、これだと配線が長すぎました。。。 全部で13本も出ているので、絡まったら大変です。 慎重にボリュームやスイッチなどと接続していきます。 これで回線が一応完成したようです。次は実際に電池を入れて通電テストをしてみます。

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電源をON!すると一発でイヤホンから甲高い電子音が聞こえてきました! 工業高校生の意地でなんとかミスもなく無事に回路の製作は完了。このテルミンの音を聞きたい人は下の再生ボタンをクリックして下さい。

そして次にケースへの組み込み。学校の作業場でボール盤を借りて穴を開け、スイッチやボリューム類を取り付けていきます。

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今回、この作業中に一つだけ難所がありました。プラスチックとは違い、木製のケースの為に厚みがあり、 ヘッドフォンジャックを取り付ける事ができなかったため、削るという加工が必要でした。 気づいたのは家に帰ってからだったので、仕方なくカッターを使い、地道に削っていきました。

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そして完成!シールはお得意のフォトショップにて10分で作成した物。もう少し凝る事ができたような。。。 言い忘れていましたが、アンテナは壊れた小型FMラジオから取りました。 一番伸ばした状態でも25cm.でしたが、この長さでも問題なく音がなりました。 土台の部分 はエポキシ系の接着剤で強力に固定してあります。

アンテナを伸ばし、イヤホンを装着して電源を入れるとこんな感じ。自分で言うのもなんだけど、けっこう様になっていると思いませんか?

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製作時間:およそ4時間

製作にかかった金額
電子部品 \2300<抵抗オマケ>
バリキャップ二個 \98 + \700(送料・・・)
電池 \105<百円ショップ>
ケース \105<百円ショップ>

久しぶりに電子工作に取り掛かり、改めて面白さが実感できました。電子工作の魔力と言うのでしょうか?トランジスタや抵抗器に何処かに惹かれます。

最後に、このテルミンを作るにあたって参考にさせて頂いた『音・車・旅 HOBBY WORLD』の管理人のpyaさんに感謝させて頂きます!


参考リンク

音・車・旅 HOBBY WORLD

http://www2.osk.3web.ne.jp/~pya/ (2011/08/08 リンク切れ)

自作テルミンについて初心者にも分かりやすく解説しているサイト。今回はこちらの回路を参考にさせて頂きました。

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(Internet Archeive) https://web.archive.org/web/20090926104130/http://www.ceres.dti.ne.jp/~theremin/

テルミンを自作する人向けのサイト

記事情報

初出 02005_11_15